スティーブン・フルトン、7月25日にリアム・ウィルソンと対戦——ビザ問題抱えてオーストラリアへ再起戦

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井上尚弥に敗れて以来、迷走気味だったスティーブン・フルトンに動きがあった。

元WBC/WBO世界スーパーバンタム級統一王者のフルトン(23勝2敗、8KO、31歳)が、7月25日(日本時間26日)にオーストラリア・シドニーで地元のリアム・ウィルソンと対戦することが決定。ただし試合の1週間前になってビザ問題が発覚するなど、出発前からバタバタした展開になっている。

初心者くん
初心者くん
フルトンって、井上尚弥に負けた人ですよね?その後どうなったんですか?

そうだ。WBC・WBO統一スーパーバンタム級王者だったのが2023年12月に井上に8RでTKO負け。フェザー級に転向して王座も取ったが、前の試合(2025年12月)で計量失敗+フォスターに完敗という散々な結果だった。今回がその再起戦だ。

トレーナー
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スティーブン・フルトンとはどんな選手か

本名 スティーブン・フルトン Jr.(Stephen Fulton Jr.)
生年月日 1994年(31歳)
出身 米国フィラデルフィア、ペンシルベニア州
身長 / リーチ 169cm / 179cm
異名 クール・ボーイ・ステフ(Cool Boy Steph)
プロ戦績 23勝2敗(8KO)
主なタイトル歴 WBC/WBO世界スーパーバンタム級統一王者
WBC世界フェザー級王者

フルトンは「テクニシャン」として知られる選手だ。長いリーチを活かした距離管理、ガードを崩さない守備技術、相手をいなしながらカウンターを返す動き。全盛期のスーパーバンタム級時代は、当時世界最強といわれたアルトゥール・ビバス(WBAスーパー王者)を退けてWBO王座を手にし、その後WBCとの統一まで果たした本物の実力者だ。

日本のボクシングファンには「井上尚弥に負けた選手」として記憶されているかもしれないが、それは過小評価だ。2023年12月の統一戦では8回まで持ちこたえ、フルトン自身もそれなりの内容を見せていた(あの井上が相手では厳しいが)。

前戦の惨敗——計量失敗+完敗で信頼失墜

フルトンが今回の試合に至るまでの流れを振り返ると、正直かなり心配な状況だった。

井上戦後、フルトンはフェザー級(126ポンド)へ転向。2024年9月にカルロス・カストロをスプリット判定で退け、2025年2月にはブランドン・フィゲロア(旧スーパーバンタム級王者)を全員一致の判定で撃破してWBCフェザー級王座まで手にした。ここまでは順調な再起に見えた。

ところが2025年12月6日、サンアントニオでのオシャキー・フォスター(WBCスーパーフェザー級王者)戦で問題が起きる。フルトンが計量で132ポンド(スーパーフェザー級リミット130の2ポンド超)という大幅な計量失敗。試合はベルトなしの10ラウンド戦(WBC暫定ライト級タイトル戦に変更)として行われたが、結果は3-0の完敗(117-111、118-110、119-109)。

計量失敗でベルトを守れなかった上に、内容でも完敗。フルトンのプロとしての自己管理能力まで問われるような事態になった。

初心者くん
初心者くん
計量失敗って珍しいんですか?それに完敗までして…フルトン大丈夫なんですかね笑

上のクラスでそれだけ計量が狂うってのは単純に準備不足だ。プロとして論外。ただ、本来のフルトンの技術は本物だから、自分を取り戻せればウィルソン相手には十分戦えるはず。あとは精神面と自己管理の問題だ。

トレーナー
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試合1週間前の不穏な動き——ビザ問題でLA足止め

さらに輪をかけて困った事態が起きている。

試合まで1週間を切った7月16〜17日時点で、フルトンがオーストラリアへの入国ビザを取得できておらず、ロサンゼルスで足止めになっていることが報じられた。同じく同カードに出場予定のジャーモール・チャーロも同様の状況だ。

チャーロの場合は過去の有罪歴(2015年DV、2024年DUI)が豪州の「キャラクターテスト」に引っかかっている可能性が指摘されており、ビザ取得のハードルが特に高いとされている。フルトンには前科はないものの、こちらもまだ未承認の状態だ。一方、メインイベントのエロール・スペンスJrはすでにシドニー入りを済ませており、フルトン・チャーロの2人だけが残された形になっている。

この問題が解決しなければ、試合自体が代替選手に変更になる可能性もある。試合直前の最新情報は公式発表を確認してほしい。

相手:リアム・ウィルソン(オーストラリア)

戦績 18勝3敗(10KO)
年齢 30歳
身長 / リーチ 176cm / 178cm
ランキング WBO2位 / IBF10位(スーパーフェザー級)
直近の試合 2026年1月16日 ロデックス・ピアラに4RKO勝ち(ブリスベン)

ウィルソンはオーストラリアのスーパーフェザー級戦線で地道に実績を積み上げてきた選手。WBO2位という高ランクが示す通り、決してノーマークな相手ではない。

敗北歴を見るとオスカル・バルデス(WBC元スーパーフェザー級王者)戦(2023年11月)での敗北が含まれており、世界レベルの相手と戦った経験がある。直近5連勝と調子を上げてきており、地元シドニーでの大一番に向けてモチベーションは最高潮のはずだ。

フルトンにとっては当然、技術的優位が期待できる相手だが、地元の大声援を受けるウィルソンが思わぬ粘りを見せる可能性も十分ある。

試合詳細

日時 2026年7月25日(日本時間26日)
会場 Afterpay Arena、シドニー、オーストラリア
階級 スーパーフェザー級(130ポンド)10回戦
視聴 PBC PPV on Prime Video / DAZN / PPV.com
メインイベント エロール・スペンスJr vs ティム・チュー
コーフィーチャー ジャーモール・チャーロ vs コエン・マジュディエ(ビザ問題あり・要確認)
初心者くん
初心者くん
スペンスJrとティム・チューって、日本でも注目のカードですよね!そのアンダーにフルトンが入るんですか。

そうだ。スペンスはウェルター級でデービスと並ぶアメリカのトップ選手、チューは豪州の星。地元シドニーでのビッグカードだ。フルトンとしては、この大舞台のアンダーで結果を出して存在感を示したいところだろう。

トレーナー
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📝 管理人の予想

まず大前提として、ビザ問題が解決することが条件になる。試合が実現すれば、技術的にはフルトン優位と見ている。前戦の計量失敗と完敗は確かに不安材料だが、元をたどればスーパーバンタム級・フェザー級を制した本物の選手。ウィルソン相手にその技術を見せられるはずだ。◎ フルトン判定勝ち、△ ウィルソン番狂わせ

まとめ

スティーブン・フルトンの次戦は7月25日(日本時間26日)、シドニー Afterpay Arenaでリアム・ウィルソンとのスーパーフェザー級10回戦。スペンスJr vs ティム・チューのアンダーカードという大舞台での再起戦だ。

フォスター戦での計量失敗と完敗という失態を経て、フルトンが本来の姿を取り戻せるかどうかが問われる一戦になる。さらに直前のビザ問題という余計なノイズも抱えながら、「クール・ボーイ・ステフ」が真価を示せるか注目だ。

※本記事は2026年7月17日時点の情報に基づいています。ビザ問題の最新状況・試合結果は随時更新予定です。

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