7月20日(月・祝)両国国技館「U-NEXT BOXING.6」トリプル世界戦、②番目にご紹介するのはこちら。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦、寺地拳四朗vsイスラエル・ゴンサレスです。
前WBC・WBA統一世界フライ級王者が懸けた再起戦、しかも世界3階級制覇の挑戦権。ここまでの経緯が結構ドラマチックだったので、そのあたりも含めて会見・公開練習の様子をまとめてみました。
🥊 寺地拳四朗(BMB)
🥊 イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)
🥊 なぜこの一戦が組まれたのか
寺地は昨年7月、王者としてリカルド・サンドバル(アメリカ)の挑戦を受けたものの、5回にダウンを奪いながらも終盤に押し返され、1-2の判定で王座から陥落。統一王者から一転、再起を期すことになりました。
その後、世界3階級制覇を懸けて昨年末、サウジアラビア・リヤドで当時のIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する予定だったんですが、ガルシアが公開計量後に体調を崩し、まさかの試合前夜中止。ガルシアはその後、愛知でアンドリュー・モロニー(オーストラリア)に判定負けして王座を失っています。
寺地はジェシー“バム”・ロドリゲスが返上したWBO世界スーパーフライ級王座を新たなターゲットに設定。同級3位の立場で、同級4位のイスラエル・ゴンサレスとの王座決定戦に臨むことになった、という流れです。
🥊 寺地拳四朗、7/9公開練習「筋肉ついたと思う」
7月9日、寺地は練習拠点の東京・三迫ジムで公開練習を実施。シャドーボクシング、加藤健太トレーナーとのミット打ち、サンドバッグをそれぞれ1ラウンドずつ披露しました。ノースリーブで鍛え上げた上腕を見せながらのミット打ちでは、ジャブからワンツー、左右のアッパーをテンポ良く打ち込み、鋭い打撃音をジム内に響かせていたそうです。
スーパーフライ級への階級アップに向けて肉体改造も進めていて、本人いわく「スーパーフライ級の体に近づいた」「筋肉ついたと思う」とのこと。スパーリングはここまで約130ラウンドを消化、減量も順調で、表情はかなり明るかったようです。
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指導する加藤健太トレーナーが言ってたぞ。「数字上は変わってなくても、当たった時の“タフさ”が出てきている」ってな。階級が一つ上のバンタム級クラスの相手とスパーしても、威力負けすることがほとんどねえらしい。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
一階級上げるってことは、単純にパワー負けしやすくなるイメージだったんですが、逆に強くなってるってことですか?
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そういうことだ。体を大きくした分だけ、被弾しても崩れにくくなってる。前回のサンドバル戦は終盤スタミナと圧力で押し返されたからな、そこの弱点を埋めてきたってわけだ。
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![]() トレーナー |
🥊 6/19記者会見「負けたままでは終われない」
6月19日には都内ホテルでカード発表の記者会見が行われ、寺地は「本当に運が良いことにもう1回、チャンスをもらった。負けたままでは終われない。世界3階級制覇して、次につなげたい」と力強く語りました。
印象的だったのは、直前で試合が流れた前IBF王者ガルシアについて聞かれた場面。寺地は「ふざけんな」と率直に怒りをにじませていて、あの中止劇がどれだけ悔しかったかが伝わってきます。あわせて、当時から標的にしていたジェシー“バム”・ロドリゲスへの思いも明かしていました。感情がストレートに出る会見って、見ていて引き込まれますよね。
会見の様子はYouTubeでも公開されています。
対戦相手のゴンサレスについては「少し距離が遠いので捕まえるのに時間がかかりそう」と警戒しつつ、「序盤は焦らず、じっくりと距離を詰めていければ」と冷静に攻略イメージを語っていました。
🥊 イスラエル・ゴンサレスってどんな選手?
正直、日本ではまだ馴染みが薄い選手だと思うので簡単に紹介すると、ゴンサレスは通算39戦32勝(12KO)5敗2分、これまで世界タイトルに4度挑戦してきたメキシコの実力者です。
- 2018年:ジャーウィン・アンカハス(WBA/IBF)にストップ負け
- 2018年:カル・ヤファイ(WBA)に判定負け
- 2020年:ロマン“チョコラティート”・ゴンサレス(WBA同級)に判定負け
- 2022年:ジェシー“バム”・ロドリゲス(WBC)に判定負け
![]() 初心者くん |
4回とも負けてるんですね…。じゃあそんなに怖い相手じゃないんですか?
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逆だ、逆。相手はチョコラティートやバム・ロドリゲスっていう歴代トップクラスの王者相手にフルラウンド戦い抜いてるんだぞ。負けはしてるが一度も止められてない。倒しにくい、厄介なタイプだ。寺地が「距離が遠い」って警戒してるのもそこだろうな。
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![]() トレーナー |
実際、2018年にジャーウィン・アンカハスにストップされている以外は、あとの3敗はすべて判定。かなりタフで、簡単には倒れないタイプなのがわかりますね。寺地が「じっくり距離を詰める」と話していたのも納得です。
- 7/20(月・祝)両国国技館「U-NEXT BOXING.6」トリプル世界戦の一角、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦
- 寺地は前王座陥落・サウジ中止劇を経て再起、世界3階級制覇を懸ける
- 階級アップに伴い肉体改造、約130ラウンドのスパーで仕上がり十分
- ゴンサレスは世界挑戦4度、いずれも判定負けだが一度もKOされていないタフな実力者
配信: U-NEXT(全試合ライブ配信)
日時: 7月20日(月・祝) 東京・両国国技館
カード: WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 寺地拳四朗 vs イスラエル・ゴンサレス(トリプル世界戦の一角)
📝 管理人の予想
ゴンサレスはタフですが、これまで4度の世界挑戦でいずれも王座奪取には至っていません。寺地は前戦の反省を踏まえて肉体改造まで済ませてきているので、序盤〜中盤でしっかり距離を詰めて主導権を握れば、終盤にTKOで決めると予想します(信頼度:◎)。ただし距離を詰めきれず手数勝負になった場合は判定にもつれる可能性もあります。
3階級制覇の重みが懸かった一戦、寺地にとってはまさに正念場です。7月20日、両国国技館でどんな決着を見せてくれるのか楽しみですね。同日の他の注目カード、①の増田陸vs比嘉大吾の記事、③の岩田翔吉vsエリック・バディージョの記事も合わせてチェックしてみてください!




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