2020年東京五輪金メダリスト、アンディ・クルスの次戦が急遽変更に。当初予定されていたアルバート・ベルが別カードへの緊急出場で外れ、代わってメキシコの実力者アブラハム・モントーヤが7月18日の一戦に名乗りを上げました。
🥊 アンディ・クルス(6勝1敗)
🥊 アブラハム・モントーヤ(24勝7敗1分)
事の発端は、ジョー・コルディナがビザ取得のトラブルでアブドゥラ・メイソン戦を欠場したこと。その穴埋めに急遽呼ばれたベルが12回TKO負けを喫し、結果的に7月18日のクルス戦からも外れることになった、というドタバタ劇でした。
代役に立ったモントーヤはメキシカリ出身の31歳。プロ32戦のキャリアで一度もKO・TKO負けをしたことがない屈強さが持ち味で、直前の一戦ではアントニオ・ペレスを僅差の判定で下しています。もっとも内容は完勝とは言い難く、終盤にペレスがバランスを崩して手をキャンバスについた場面をレフェリーがダウンと判定、それが決め手になっての際どい勝利でした。過去にはゲイブ・フローレス・ジュニアやツェンドバータル・エルデネバトといった実力者に土をつけられた黒星もあり、「勝てる相手には勝つが、格上には屈する」という典型的な叩き上げ型の選手と言えそうです。
🥊 クルスにとって初黒星からの巻き返し戦
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クルスは今年1月、レイモンド・ムラタラとのIBF世界戦挑戦者決定戦でプロ初黒星を喫したばかり。アマチュアでは140勝9敗という驚異的な戦績とオリンピック金メダルを持つ選手だけに、プロでの初黒星はショックだったと思うよ。しかもあの試合、内容的にはかなり際どかったんだよね。
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際どかったってどれくらいなんですか?スコアだけ見ると結構離れてる印象でしたけど…
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ムラタラ戦のジャッジスコアは114-114、116-112、118-110。1枚は大差だったけど、もう1枚は五分五分のドロースコアで、専門メディアの実況でも「どちらが勝ってもおかしくない」という声が多かった大接戦でした。中盤まではクルスの鋭いジャブと右がリードしていた場面も多く、終盤にムラタラの経験値が上回ってラウンドを持っていかれた、という展開。会場には自身がアマチュア時代に4度対戦して4連勝しているキーショーン・デイビスもリングサイドで観戦していたそうで、なんとも因縁を感じる一戦でもありました。
クルス自身は2020年東京五輪で、まさにそのキーショーン・デイビスを決勝で判定で下して金メダルを獲得した経歴の持ち主。アマチュア通算140勝9敗という化け物じみた戦績を引っさげて2023年にマッチルームとプロ契約を結ぶと、ジュアン・カルロス・ブルゴス、ジョヴァンニ・ストラフォン、ブライアン・サマリパ、アントニオ・モラン、オマール・サルシド、そして三代大訓を次々に撃破し、プロ6連勝で無敗を継続。満を持して臨んだムラタラ戦での初黒星は、「本物の壁」に初めてぶつかった一戦だったとも言えます。
🥊 階級を下げて再スタート
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それに加えて今回、この一戦を最後にスーパーフェザー級へ階級を下げる予定なんですよね!プロモーターのエディ・ハーンさんも「今のライト級では体格的に小さすぎる」と話しているみたいで。
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身長168cm程度と、確かにライト級では小柄なクルス。130ポンドに下げれば、より近い体格の相手と渡り合えるという判断のようだね。ただ階級を下げるにはまずこの一戦をしっかり勝ち切ることが大前提。連敗だけは絶対に避けたいところだと思うよ。
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ただしそのためにはまず、頑丈で前に出てくるモントーヤをどう攻略するかが課題。相手は今まで一度もストップ負けした経験がない上に、直近のペレス戦のようにきわどい場面でも粘り勝ちできるしぶとさを持つタイプ。アマチュアの技巧派として名を馳せたクルスが、プロならではの「削り合い」「泥試合」にどう対応するかが今回の一番の見どころになりそうです。しかもクルスにとっては、無敗を失った直後の一戦で、しかも当初予定していた実力者ベルから急きょ格下相手に代わったぶん「格下相手にこそ足元をすくわれる」というジンクス的な怖さも付きまといます。ここで取りこぼせば、階級変更どころか「ムラタラ戦は一発屋だったのか」という厳しい評価にもつながりかねません。
7月18日はディエゴ・パチェコ対イマニュエル・アリームのメインイベントのもと、DAZNで生中継予定。会場はカリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークです。タイトルのかかった一戦ではありませんが、クルスにとっては「次のステップへ進めるかどうか」を占う、キャリアの分岐点となる一戦になりそうです。
- 東京五輪金メダリスト、アンディ・クルス(6勝1敗)の7月18日の相手が急遽アブラハム・モントーヤ(24勝7敗1分)に変更
- クルスは今年1月、レイモンド・ムラタラとの大接戦の末に喫したプロ初黒星からの巻き返し戦。この一戦後にスーパーフェザー級へ転向予定
- モントーヤは一度もストップ負けのない頑丈な叩き上げ型。クルスにとっては格下でも油断できない一戦
- ディエゴ・パチェコ×イマニュエル・アリームのアンダーカードとしてDAZNで生中継




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