9月27日、トヨタアリーナ東京の「Prime Video Boxing 16」。メインの井上拓真vs那須川天心2にどうしても目が行きますが、アンダーカードの世界戦2本がまた濃いんですよね。
そのアンダーカードについて、8月21日に元世界王者2人がそれぞれYouTubeで語った内容が一気に記事になりました。片方は元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(ワタナベ)、もう片方は13度防衛のレジェンド・具志堅用高氏。専門家が2人がかりで同じ興行を占ってくれるのって、ファンとしてはかなりおいしい状況です。
結論から書くと、谷口は西田凌佑を「7-3」で優位、具志堅氏は坪井智也に「スーパースターになるよ」。どちらも日本人選手を推しています。
🥊 9・27アンダーカードの世界戦2本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時・会場 | 2026年9月27日(日) トヨタアリーナ東京 |
| 世界戦① | IBF世界スーパーバンタム級「暫定」王座決定戦 西田凌佑(同級1位・六島) vs サム・グッドマン(同級2位・豪州) |
| 世界戦② | WBC世界スーパーフライ級王座決定戦 坪井智也(同級1位・帝拳) vs リカルド・マラジカ(同級2位・南アフリカ) |
| 配信 | Prime Video |
🥊 西田凌佑 vs サム・グッドマン
🥊 西田凌佑(六島)
🥊 サム・グッドマン(豪州)
まず整理しておきたいのが、この試合が「暫定」王座決定戦だということ。IBF世界スーパーバンタム級の正規王座を持っているのは4団体統一王者の井上尚弥なので、ここで勝った選手が井上のベルトを取り上げるわけではありません。あくまで別枠の王座です。
谷口はこの構図をこう説明しています。
「モンスター(井上尚弥)という絶対チャンピオンがいるので。(井上が)どうするか分からないから、IBFも暫定をつくっておこうと。(井上が階級を)上げたら正規チャンピオンになると思う」
—— 谷口将隆(2026年8月21日)
井上は先日、自身のXで「スーパーバンタム級に留まり噂されている一戦をやるか、フェザー級に挑戦か」と書いていました。つまりIBFとしては、井上がフェザー級へ動いた場合に備えて受け皿を用意しておきたい、という読みですね。あくまで谷口の見立てであって団体の公式説明ではありませんが、筋は通っています。
西田凌佑にとっては、この一戦は「井上への挑戦権を持ったまま迎える試合」でもあります。今年2月15日、住吉スポーツセンターでのIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦を7回2分53秒の負傷判定3-0で制し、すでに指名挑戦権は手にしている選手です。
その前段には、苦い記憶もあります。IBF世界バンタム級王者だった2025年6月8日、有明コロシアムで中谷潤人との王座統一戦に臨みましたが、右肩を脱臼して7回開始前に続行不可能。6回終了時TKOでベルトを失いました。あの試合で中谷のパンチをまともに受けながら平然としていた姿を、谷口はこう振り返っています。
「西田選手、打たれ強くないですか? めっちゃ。結構、中谷(潤人)選手のパワーパンチが何発か当たってたんですけど、ケロッとしてた。グッドマンが中谷選手並みにパンチ力があるかといわれると、おそらくそうではない」
—— 谷口将隆(2026年8月21日)
相手のサム・グッドマンは、豪州が誇る技巧派。谷口の評価は「遠い距離でジャブを打ちながらボクシングをつくることもできるし、プレスをかけて近い距離で打つこともできるオールマイティーなタイプ」。そのうえで「西田選手も遠距離で戦えるし、世界を取ったロドリゲス戦みたいにずっと前に出て戦うこともできる。2人ともにスタイルが似たような選手」と分析しています。
似たタイプ同士の勝負で、どちらが上か。谷口の結論は明快でした。「中差判定くらいで西田選手が勝ちそう。左ボディーで1回、ダウン取りそうな気がしますね」「7―3ぐらいで西田選手が有利だと思いますね」。
🥊 坪井智也 vs リカルド・マラジカ
🥊 坪井智也(帝拳)
もう一方の主役は坪井智也。2021年の世界選手権バンタム級で日本人初の金メダルを獲り、プロ入りしてまだ4戦(3勝2KO1無効試合)という選手です。その5戦目でいきなり世界戦。勝てば2015年5月の田中恒成と並ぶ、日本男子最速タイのプロ5戦目世界王座獲得になります。
相手のリカルド・マラジカ(南アフリカ)は「マジックマン」の異名を持つIBO世界スーパーフライ級王者で、17勝(12KO)2敗。現在9連勝中で、昨年8月には1試合で相手から5度ダウンを奪って5回TKO勝ちしています。決して「無敗のアマエリートに用意された相手」ではありません。
その坪井について、具志堅用高氏は自身のYouTube「具志堅用高のネクストチャレンジ」でこう語りました。
「ボクシングがうまいよ。打たさないけど、あとはプロとして面白い試合ができるかが課題だね」
—— 具志堅用高(2026年8月21日)
この「打たさないけど、プロとして面白い試合ができるか」という一言、褒めながらちゃんと注文をつけているのがさすがだなと思いました。アマチュアで頂点に立った選手がプロで直面するテーマそのものですよね。
そのうえで具志堅氏は、坪井が勝てば静岡県出身で初めての世界王者が誕生することに触れ、「スーパースターになるよ。静岡はスポーツ盛んだからね」と地元を絡めて期待を語っています。
さらにもう一つ大きいのが、その先の話。坪井が戴冠すれば、7月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲って3階級制覇を達成した寺地拳四朗との統一戦という選択肢が出てきます。寺地本人も18日の祝勝会で「日本で盛り上がるとなれば、この名前(坪井)が出るのかなという感じはあります」と語っていました。9月27日の結果次第で、年内〜来年の国内スーパーフライ級戦線が一気に動く可能性があるわけです。
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暫定王座って聞くと「格下だろ」って思うやつがいるが、この試合に関しては中身が濃いぞ。西田は井上への挑戦権を持ってる、グッドマンはずっと上位で待たされてきた男だ。勝ったほうが次の主役になる、それだけの話だろ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
え、そうなんですか? じゃあ井上尚弥選手のベルトはどうなっちゃうんですか…?
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今のところ井上が正規王者で、暫定はその下だ。井上が階級上げりゃ暫定が繰り上がるって見方が出てるだけで、まだ決まった話じゃねぇ。そこを混ぜて考えるな、ややこしくなるだけだ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
なるほど〜! 坪井選手のほうも、勝ったら寺地選手と…って考えると9月27日ってすごい日ですね!
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🎬 具志堅用高氏の見どころ解説(坪井・西田を24分たっぷり)
▶ 動画が表示されない場合はYouTubeで見る(「具志堅用高のネクストチャレンジ」公式チャンネル)
📣 Xポスト
興行を主催する帝拳プロモーションも、カウントダウン企画の第4弾として坪井智也を掘り下げる動画を公開したところです。香川照之さん、福田直樹さん、森脇梨々夏さんのレギュラー陣に村田諒太が加わる回とのこと。
【YouTube公開しました🥊】
第4弾は…
「世界奪取を狙う坪井智也選手の魅力に迫る!」香川照之さん、福田直樹さん、森脇梨々夏さんのレギュラーメンバーに村田諒太が参加!
9/27のPrime Video Boxing 16で世界奪取を狙う坪井智也の魅力に迫ります✨☑️坪井が国内最速タイの世界王座獲得に挑む!… pic.twitter.com/lsVWDcAKTK
— 帝拳プロモーション (@teiken_box) August 21, 2026
※表示されない場合はこちらのポストからご覧ください。
📝 管理人の予想
西田凌佑vsサム・グッドマンは、西田の判定勝ちを予想します。信頼度は○。谷口さんの「7-3」まで振り切れるかは微妙だと思っていて、グッドマンは無理をしないタイプなので、西田がボディで削って中盤以降に離していく展開ではないでしょうか。ダウンまで奪えるかどうかが、その後の井上戦の呼び声にも直結すると見ています。
坪井智也vsリカルド・マラジカは、坪井の判定勝ちで信頼度は△。マラジカの9連勝・KO率の高さと、坪井のプロ4戦という経験差はやはり気になります。ただ具志堅さんが言う「打たさない」うまさは、こういう強打者相手にこそ効くはず。序盤にもらわなければ、後半は坪井のペースになると思います。
📌 まとめ
9月27日トヨタアリーナ東京のアンダーカードに組まれた世界戦2本を、元世界王者2人がYouTubeで予想。谷口将隆はIBFスーパーバンタム級「暫定」王座決定戦の西田凌佑vsサム・グッドマンを「7-3で西田有利」「中差判定、左ボディーで1回ダウン」と読み、具志堅用高氏はWBCスーパーフライ級王座決定戦に挑む坪井智也を「ボクシングがうまい」「スーパースターになるよ」と評価。坪井が勝てば静岡県出身初の世界王者で、寺地拳四朗との統一戦という次の絵も見えてきます。
メインの井上拓真vs那須川天心2だけでも十分すぎる興行なのに、その前に世界戦が2本。9月27日、けっこう長い一日になりそうです。ぜひ最初から通しで見てみてください!




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