こんなことある?と思わず声が出たニュースです。
19戦全勝18KOという凄まじい戦績を引っさげてリングに上がるはずだった無敗のスーパーライト級ホープ、エルネスト “ティト” メルカド。ところが8月15日(日本時間16日)、米ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナで、彼は1発もパンチを打たずに会場を後にすることになりました。
理由が壮絶です。当初の対戦相手が約10ポンドの体重超過で試合が白紙になり、急きょ決まった代役までもが約8.4ポンドオーバー。24時間のあいだに、2人の相手が続けて計量条件を満たせなかったんです。
🥊 エルネスト “ティト” メルカド(19戦全勝18KO)
🥊 何が起きたのか(時系列)
| 当初のカード | メルカド vs 元世界タイトル挑戦者エマヌエル・タゴエ。契約体重は140ポンド。 |
| 金曜の計量 | タゴエが契約体重を約10ポンドオーバー。この時点で試合は白紙に。 |
| 代役決定 | ロジャー・ヒリーが急きょ受諾。メルカド側も合意し、10回戦として仕切り直しへ。 |
| 当日計量 | ヒリーはアトランタ到着時点で155ポンド。ジョージア州のルール上、当日146.6ポンド以下が必要だったが8.4ポンド超過。 |
| 結果 | 試合は再び中止。メルカドは出場そのものが消滅した。 |
ちなみにジョージア州のルールでは、当日計量で相手との体重差が一定範囲内(今回は146.6ポンド以下=メルカドから7ポンド以内)に収まっていることが求められます。安全のための当然の規定なので、これを超えたら試合が組めないのは仕方ありません。
ただ、代役が「到着時点で155ポンド」というのは、さすがに最初から厳しかったのでは…とも思ってしまいます。それでも受けようとした姿勢自体は評価したいところですが。
🎤 プロモーターの怒りのコメント
メルカドを手がけるプロモーターのリック・ミリジアン氏が、この事態にコメントを出しています。
「ティト・メルカドは、こんなことが繰り返し起きていいような選手じゃない。今後は必ず同じ興行にバックアップの対戦相手を用意させ、何があっても金銭的な保証を取り付けるよう交渉しなければならない。彼にはちゃんと支払われていることを願うよ」
「彼は懸命に努力して、注目度を高め、チームを作ってきた。早く戻ってきてほしい。あと数戦こなせば、大きな試合が組めるはずだ」—— リック・ミリジアン
「彼にはちゃんと支払われていることを願う」という一言、地味に重いです。選手にとって試合が飛ぶというのは、それまでの何ヶ月かの調整とファイトマネーが同時に消えるということなので。
🥊 メルカドとはどんな選手か
エルネスト “ティト” メルカドは、19戦全勝18KOという数字が示す通りの生粋のパンチャー。KO率は9割を超えており、スーパーライト級で「次に来る」と目されている無敗のホープです。
今回の中止は、彼のキャリアにとって単なる1試合の消滅以上の痛手かもしれません。無敗のホープにとって一番大事なのは「試合を重ねて注目度を上げていくこと」であり、そのリズムが止まってしまうのは本当にもったいない。
一方、この日のアトランタでメルカド家に唯一の朗報もありました。弟のダニエル・メルカドが同じ興行でラーメル・マッキンリーと対戦し、初回に2度のダウンを奪って1分48秒でKO勝ち。ティトはコーナーからそれを見守っていたそうです。自分の試合が消えた日に、弟のセコンドについて初回KOを見届ける——これはこれで、なかなか味のある光景ですよね。
🥊 計量失敗はなぜ減らないのか
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10ポンドオーバーってのはな、4.5キロだぞ。もう別の階級だろ。減量に失敗したんじゃなく、最初から作ってきてねえって話だ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
え、でも体重が重い方が有利なんじゃないんですか?なんでダメなんです?
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有利だからダメなんだろうが。階級ってのは選手の安全を守るためにあるんだ。4キロ以上重いやつのパンチをまともに食らったらどうなるか、考えてみろ。コミッションが止めるのは当たり前だ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
なるほど〜…。じゃあ中止になって正解だったんですね。でもメルカド選手がかわいそうです…。
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📝 管理人の予想
メルカドは仕上がった状態でアトランタ入りしていたはずなので、そう遠くないうちに代替の試合が組まれると見ています。信頼度は○。プロモーター側が「バックアップの対戦相手を必ず用意する」と明言している以上、次戦は相手選定の段階からかなり慎重になるはず。逆に言えば、次はきちんとした実力者が用意される可能性が高く、19戦全勝18KOという数字がどこまで通用するかを測るいい機会になりそうです。個人的には、KOが続きすぎていて「ラウンドを重ねた時にどうか」がまだ見えていないのが気になっているところ。
📌 まとめ
無敗のスーパーライト級ホープ、ティト・メルカドの試合が、24時間のうちに2人の対戦相手が計量条件を満たせないという異例の展開で消滅しました。当初の相手タゴエが約10ポンドオーバー、代役ヒリーも当日計量で8.4ポンドオーバー。プロモーターはバックアップ選手の確保と金銭的保証の必要性を訴えています。
それにしても、2人続けてというのはさすがに前代未聞レベル。メルカド本人が何も悪くないのに一番損をしているのが、なんとも言えないところです。早く次のリングで暴れる姿が見たいですね!




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