ベルトを巻いた選手が、次に口にする名前って本当におもしろいんですよね。だいたいは「一番強い相手」か「一番悔しい相手」のどちらかなんですけど、今回はきれいに後者でした。
8月23日、都内で行われたWOWOWの番組収録に、帝拳ジムの世界王者2人が並んで登場。その囲み取材で、WBA世界バンタム級王者・増田陸選手(28)が次のターゲットとしてはっきり挙げたのが、プロで唯一自分に土をつけた男、堤聖也選手(30=角海老宝石)の名前でした。
しかも言い方がかっこいいんですよ。「リベンジではなくてリマッチ」。3年前に負けた自分と、今の自分は別人だ、という宣言です。これはしびれました!
🥊 増田 陸(帝拳)
🥊 堤 聖也(角海老宝石)
🥊 現時点でわかっていること
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発言の場 | 2026年8月23日(日)都内・WOWOWスタジオでの番組収録後の囲み取材 |
| 想定カード | 増田 陸(帝拳/WBA世界バンタム級王者) vs 堤 聖也(角海老宝石/同級1位) |
| 日程・会場 | いずれも未発表(増田選手の次戦は来月または再来月に発表される見込み、早ければ年内実現かと報じられている段階) |
| 現在のステータス | 王者側が対戦希望を表明した段階。正式決定・交渉入りの発表はありません |
| 2人の過去の対戦 | 2023年8月30日・後楽園ホール/日本バンタム級タイトルマッチ(バンタム級モンスタートーナメント準決勝)で堤選手が3-0判定勝ち |
🥊 増田陸という選手のいま
増田選手は1997年9月23日生まれ、広島市出身の28歳。アマチュアで66戦52勝14敗を積んでプロへ進み、そこからの上がり方がとにかく速かった。バンタム級という激戦区で、デビューから12戦で世界のベルトまでたどり着いています。
戴冠したのは7月20日、両国国技館。比嘉大吾選手(志成)とのWBA世界バンタム級王座決定戦を12回判定で制して、第81代王者になりました。全戦績は12戦11勝(9KO)1敗。KO率で言えば化け物みたいな数字です。
ただ、その一戦では両まぶたをカットして計10針を縫っています。だから戴冠後は約1カ月、しっかり休んだ。長野・八ヶ岳の温泉で体を休め、地元・広島で祝勝会に出て、さらにフィンランドとエストニアを1週間ほど旅行してサウナを堪能して帰国。そして8月24日からジムワーク再開、という流れです。「心身ともにリセットできた」という言葉に妙な説得力がありました。
ちなみにこの人、趣味がキャンプと料理で、憧れのボクサーは海老原博幸。そのギャップも含めておもしろい選手なんですよね。
🥊 唯一の黒星をつけた男・堤聖也
相手の堤選手は1995年12月24日生まれ、熊本市出身の30歳。九州学院高から平成国際大へ進み、アマチュアで101戦84勝という数字を残しています。身長166センチのスイッチヒッターというのがまた厄介で、構えを入れ替えながら距離を作ってくる。
プロ戦績は16戦13勝(8KO)0敗3分。3つの引き分けはありますが、負けは一度もありません。2024年10月に井上拓真選手から判定勝ちでWBA世界バンタム級王座を奪い、2025年2月には比嘉選手とドローで初防衛。その後は休養王者となり、現在は同級1位にランクされています。
その堤選手、じつは今秋の復帰を目指してすでに実戦練習を再開しているんですよね。8月21日には所属する角海老宝石ボクシングジムの後楽園ホール興行で、地元・熊本の地震被災地に向けた募金活動にみずから立った話も伝えられたばかり。復帰プランと増田選手の発言が、きれいに同じタイミングで重なったかたちです。
そして2人がやり合った2023年8月30日。後楽園ホールでの日本バンタム級タイトルマッチ(モンスタートーナメント準決勝)で、当時プロ4戦目だった増田選手は96-94、96-94、97-93の3-0判定で敗れています。スコアを見てもらうとわかる通り、大差ではない。あと1ラウンド、どこか1つ取っていれば違った、という距離感の負けでした。
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3年前は4戦目のペーペーが、無敗の日本王者に食らいついて96-94だぞ。あれで「勝てなかった」じゃなくて「届かなかった」と読むのが正しい。今は12戦目だ、条件がまるで違うに決まってんだろ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
え、そうなんですか? でも堤選手ってまだ一度も負けてないんですよね…。王者になった増田選手が挑まれる側だと、ちょっと怖くないですか?
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怖いに決まってる。だから増田本人が一番わかってんだよ。「チャンピオンとしても強いが、挑戦者になった時の強さがある」ってな。追う側の堤は厄介だと、ちゃんと言ってる。そこを言える選手は甘えてねえ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
なるほど〜! じゃあこの試合、もう決まったってことでいいんですか?
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おい、そこは勘違いするな。今の段階は「王者がやりたいと言った」だけだ。日程も会場も何も出てねえ。決まったみたいに言うと恥かくぞ、わかったか?
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![]() トレーナー |
🎤 増田陸の言葉
「リベンジではなくてリマッチ。前回とは違う。楽しみですし、仕留めます」
—— 増田 陸(2026年8月23日、番組収録後の取材対応より)
もうひとつ、増田選手はこうも語っています。「あの時、自分は4戦目で、今は12戦目。あの時とは経験が違う」。過去の敗戦を引きずるのではなく、まったく別の勝負として組み直している。この言い回しが個人的にはめちゃくちゃ好きでした。
📣 Xポスト
この日の収録は、増田選手と岩田翔吉選手による「W本人解説」。番組公式アカウントも告知しています。
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あす午後9:00~ #エキサイトマッチ SP
🎙増田陸&岩田翔吉 W本人解説🎙👑WBA世界バンタム級王座決定戦👑
🥊 #増田陸 🆚 #比嘉大吾 🥊
👑WBC世界L・フライ級タイトルマッチ👑
🥊 #岩田翔吉 🆚エリック・バディージョ🥊
\… pic.twitter.com/PWVnWhBIlA— エキサイトマッチ公式 (@Excite_Match) August 23, 2026
※表示されない場合はこちらのポストからご覧ください。
🎬 増田陸が世界王者になった一戦
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じつは増田選手、7月20日の勝利直後の会見でも「堤選手とこのベルトをかけてやりたい」と口にしていました。つまり今回が思いつきではなく、戴冠したその日から決めていたターゲットだった、ということですね。
📝 管理人の予想
まだカードが発表されていないので勝敗予想は控えますが、実現可能性については○(そこそこ高い)と見ています。王者が名前を出し、挑戦者側は同級1位で、しかも復帰時期が今秋。条件がここまで揃っているケースはなかなかありません。
そのうえで一点だけ気になるのが、堤選手の3つの引き分け。あれは「勝ちきれない」のではなく「崩れない」という意味だと思っていて、増田選手の9KOのパワーをもってしても12ラウンドで仕留めきれない可能性は普通にあります。増田選手が「仕留めます」と言い切ったのは、そこを自分でもわかっているからじゃないでしょうか。カードが正式に決まった段階で、あらためて予想を出します。
📌 まとめ
WBA世界バンタム級王者・増田陸が、プロ唯一の黒星を喫した堤聖也との再戦を熱望。「リベンジではなくてリマッチ」と言い切り、KO決着に意欲を示しました。ただし日程・会場・交渉状況はいずれも未発表で、あくまで王者側の意向表明の段階です。堤は今秋の復帰を目指して調整中、増田の次戦は来月以降に発表される見込みと伝えられています。
同じ日、増田選手は同門の那須川天心選手にもエールを送っています。9月27日、トヨタアリーナ東京でのWBC世界バンタム級戦。バンタム級というひとつの階級のなかで、これだけ話が同時に動いているのは本当に贅沢な時代ですよね。続報が入り次第また追いかけます!
🥊 8月24日追記:「11月・東京」で実現の方向
本記事の公開後、8月24日朝の報道で続報が入りました。増田選手と堤選手の両陣営の交渉はすでに大筋で合意しており、「11月・東京」で実現する方向だと伝えられています。堤選手の負傷(ドネア戦で負った鼻の怪我)も順調に回復している様子だとのことです。
ただし現時点で、正式な日程・会場・興行名の発表はまだありません。あくまで「その方向で進んでいる」という段階の情報として受け取っておきたいところです。
あわせて増田選手は、この1か月をリフレッシュに充てていたことも明かしています。比嘉戦で両目の上に負った傷は約10針を縫い、1週間ほどで抜糸。その後は八ヶ岳や地元・広島を回り、さらにフィンランドとエストニアへ6泊7日の旅に出て22日に帰国。ヘルシンキで1919年に作られたという最古のサウナを堪能し、心身ともに「整った」そうです。ジムワークは8月24日から再開すると話しています。
比嘉戦を映像で見返しての自己採点についても、「厳しい目線で振り返った。取られているラウンドは中盤にはあるんですが、負けはないのかなと正直思う。スプリットで割れましたがそれも理解できます」とコメント。反省点としては「ドネア戦に比べても前半のラウンドからボディを打てていなかった。KOにつながる下地をもっと打っておかないと」と、次戦に向けた課題を挙げました。
そして堤戦への意気込みは、あらためてこの一言です。
「勝ちます。今回は仕留めます」
—— 増田陸




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