8月30日(日)、福岡・西日本総合展示場本館 中ホールで日本フェザー級タイトルマッチが行われます。王者は22歳の岡本恭佑選手(HKスポーツ)。今年3月に獲ったベルトを、地元・北九州で初めて守る一戦です。
で、この試合、対戦カードを見た瞬間に「おっ」となりました。挑戦者は同級1位の殿本恭平選手(勝輝)。この”勝輝”という3文字、岡本選手にとってはちょっと特別な意味を持つんですよね。
というのも、岡本選手のプロ唯一の黒星をつけたのが、同じ勝輝ジムの選手なんです。
🏆 岡本恭佑(HKスポーツ)
🥊 殿本恭平(勝輝)
🥊 試合情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試合日 | 2026年8月30日(日) 12時30分開場/13時開始 |
| 会場 | 西日本総合展示場本館 中ホール(福岡・北九州市小倉北区) |
| 興行名 | HonKi Battle Vol.2(全5試合/岡本は最終試合) |
| タイトル | 日本フェザー級タイトルマッチ10回戦(岡本の初防衛戦) |
| 対戦カード | 王者・岡本恭佑(22=HKスポーツ) vs 同級1位・殿本恭平(31=勝輝) |
| チケット | RS席15,000円/S指定席10,000円/自由席A 7,000円/自由席B 5,000円 |
🥊 岡本恭佑 ── 誕生日に獲った、24年ぶりのベルト
岡本選手は2004年3月9日生まれ、北九州市小倉南区の出身。身長175cmという、フェザー級では相当な長身のオーソドックスです。
プロデビューは2022年3月、佐賀。その年のうちに全日本フェザー級新人王まで一気に駆け上がりました。ただ、そこから世界どころか日本のベルトまでも、まっすぐには進んでいません。
2023年12月、日本ユース・フェザー級王座決定戦で辻永遠選手(勝輝)に3回TKO負け。プロ初黒星でした。「地方の選手だから」と言われたくない、敵地に乗り込んで存在感を出したい――そう語っていた時期の、痛い一敗です。
そこから立て直して、2024年は3試合すべてKO・TKO勝ち。そして2026年3月9日、後楽園ホール。前王者だったKG大和ボクシングジムの阿部麗也選手の王座返上に伴う決定戦で、同級2位・嶋田淳也選手と対戦し、10回3-0の判定勝ちでベルトを巻きました。
この日はちょうど、岡本選手の22歳の誕生日。福岡県内のジム所属の男子日本王者は、2002年に同じフェザー級で王者になった選手以来、実に24年ぶりの誕生でした。
🎬 岡本恭佑が王座を獲った瞬間(2026年3月9日)
▶ 動画が表示されない場合はYouTubeで見る(ABEMA ボクシング【公式】)
戴冠直後、岡本選手はXにこう書いています。短いんですけど、これがいいんですよね。
📣 Xポスト
沢山の応援有難うございました。
第69代日本フェザー級チャンピオンなりました。
この為に生きて来た。
次は世界🌎 pic.twitter.com/lGXYlpM8mO— 岡本 恭佑 (@kyosuke_2439) March 9, 2026
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「この為に生きて来た。次は世界」。ちなみに岡本選手が憧れのボクサーに挙げているのは井岡一翔選手、目標は「唯一無二の世界チャンピオン」だそうです。北九州の22歳、視線はもう先を向いています。
🥊 殿本恭平 ── 2年連続で、同じベルトへ
迎え撃たれる側の殿本選手は31歳、大阪・岸和田市の出身。中学2年からボクシングを始め、デビューは2013年4月ですから、キャリアはもう13年になります。
戦績は24戦17勝(9KO)5敗2分。数字だけ見れば「ベテランの日本ランカー」ですが、中身を追うと、この人はずっと惜しいところで足踏みしてきた選手なんです。
2014年、新人王西軍代表として全日本新人王決定戦に進出するも、東軍代表の阿部麗也選手に判定負け。2019年5月に日本ユース・フェザー級王座を獲得し、同年12月にドローで初防衛したものの、その後は返上。2023年11月には韓国に乗り込んでOPBF東洋太平洋シルバー王座に挑み、判定負け。
そして2024年11月、日本フェザー級の最強挑戦者決定戦で大久祐哉選手と引き分け。ところがこの試合は「引き分けの場合は優勢点で勝者を決める」という特別ルールで、判定は大久選手に。あと一歩で挑戦権を逃しました。
それでも粘って、2025年10月21日、後楽園ホールでついに日本タイトル戦へ。相手は当時の王者・阿部麗也選手、つまり11年ぶりのリマッチでした。結果は10回0-3(97-92×3)の判定負け。
その阿部選手が王座を返上し、空いたベルトを岡本選手が獲った。だから殿本選手にとって今回は、2年連続で同じベルトに手を伸ばす一戦ということになります。今年4月12日には初回2分46秒TKO勝ちで再起も済ませました。
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面白えカードだろ。22歳の王者が、9歳上の挑戦者を迎える。しかも挑戦者は去年このベルトに手が届かなかった男だ。気合いの入り方が違うに決まってんだろ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
え、そうなんですか?でも王者の方が若くて勢いがあるし、地元開催ですよね。有利じゃないんですか?
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地元は有利にもなるし重荷にもなる。応援がでかいほど「倒さなきゃ」って欲が出る。そこを狙われて崩れた王者を何人も見てきたぞ。甘えんな。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
たしかに…。岡本選手、そのへんは分かってるんでしょうか?
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🎤 岡本恭佑の言葉
それが、分かってるっぽいんですよね。試合前のインタビューで、岡本選手はこう話しています。
「絶対に倒します!とは言いつつも、ここ2戦は倒していないので(笑)。でも、それでいいと思うんですよ。」
—— 岡本恭佑(2026年8月21日公開のインタビューより)
KOにこだわりすぎない。倒せなくても勝ち切れる形を持っておく。同じインタビューで何度も口にしていたのが「もっと丁寧に」という言葉だったそうです。22歳でこれを言えるのは、けっこう大人だなと思いました。
地元開催については「やっぱりうれしいですし、いつも以上に気合いが入りますよね」。5月に北九州市内で開かれた祝勝会には約130人が集まり、武内和久市長が「北九州に根を張り世界王者を目指す姿をうれしく思う」とあいさつ、小倉北区出身の元世界スーパーフライ級王者・鬼塚勝也さんが花束を渡しています。岡本選手はそこで「多くの方に祝っていただきうれしかった。勝って恩返しする」と話していました。
ちなみに今回の初防衛戦、北九州市が市民50人を無料招待する企画も実施されました(応募は7月28日で締切済み)。市が公式サイトで告知するレベルの”街の顔”になっている、ということですね。
📣 岡本恭佑本人の告知ポスト
技能賞に選出して頂き、有難う御座います🙇♀️
次の試合は、もう一回獲りに行く気持ちで
試合をします。8/30は、応援してください🔥🙋♀️ pic.twitter.com/McKA4mBFfb
— 岡本 恭佑 (@kyosuke_2439) August 1, 2026
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📝 管理人の予想
私の予想は岡本恭佑の判定勝ち(信頼度○)です。175cmという長身と、直近2戦で見せている「倒しにいかずに勝つ」組み立て。この2つがある以上、10回のうち後半までリードを保つ形になりやすいと見ています。
ただ、殿本選手はOPBFシルバー、最強挑戦者決定戦、日本タイトルと大きい試合を何度も経験していて、”12回落ちない引き出し”を持っているタイプ。序盤に岡本選手が地元の空気に乗って倒しにいくと、そこが一番の落とし穴になりそうです。KO決着があるとすれば中盤以降。個人的には、岡本選手が「もっと丁寧に」を最後まで守れるかどうかを見たい一戦です。
📌 まとめ
8月30日、北九州で日本フェザー級タイトルマッチ。22歳の王者・岡本恭佑が地元で初防衛戦に臨み、同級1位の殿本恭平が2年連続で同じベルトに挑みます。岡本にとって唯一の黒星は勝輝ジムの選手につけられたもの、殿本にとっては昨秋に届かなかったベルトへの再挑戦。ただの「王者vs1位」では終わらない、因縁のにおいがする一戦です。
福岡のジムから24年ぶりに出た日本王者が、地元でどんな試合を見せてくれるのか。9月2日の横浜BUNTAI、9月27日のトヨタアリーナ東京と大きい興行が続きますが、その前にこの一戦もぜひチェックしてみてください!




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