2026年7月28日、大橋ボクシングジム・志成ボクシングジムが記者会見を開催。9月2日(土)横浜BUNTAIでの2大WBA世界王座決定戦が正式発表されました。吉良大弥(志成)vs カルロス・カニサレス(ベネズエラ)によるWBA世界ライトフライ級王座決定戦、石井武志(大橋)vs ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)によるWBA世界ミニマム級王座決定戦——ライトフライとミニマム、2階級同時に日本からWBAの新王者が誕生するか。大橋・志成の両エースが同じステージで世界を目指します。アンダーカードには大橋ジムの超新星・藤木勇我のプロ2戦目(8回戦)も組まれています。
|
🇯🇵 吉良大弥
志成ボクシングジム
4戦4勝(3KO) |
VS |
C・カニサレス 🇻🇪
ベネズエラ
32戦28勝(20KO)3敗1分 |
|
🇯🇵 石井武志
大橋ボクシングジム
12戦11勝(8KO)1敗 |
VS |
W・メンデス 🇵🇷
プエルトリコ
19戦17勝(6KO)2敗 |
🥊 吉良大弥 選手紹介——「キラキラ・ダイヤモンド」、5戦目で世界へ
吉良大弥(きら だいや)、2003年5月30日生まれの23歳。大阪府門真市出身、志成ボクシングジム所属。
父がキックボクシングジムを経営する格闘技一家に育ち、4歳からキックボクシングを習得。王寺工業高校(ボクシングの名門)でボクシングに専念し、高校2冠・アジアジュニア選手権金メダル(2019年、UAE)を獲得。アマチュア通算52戦46勝(16RSC)6敗という輝かしいキャリアを築いた。
東京農業大学在学中に井岡一翔本人からプロ転向を誘われ(大学を中退)、2024年6月にプロデビュー。初戦からWBAランカーをKOするという衝撃的なデビューで世界ランク入り。以降4戦全勝3KOと一度も危なげなく駆け上がってきた。
2025年12月31日には大晦日興行(井岡一翔vsオールドスゴイティの前座)でWBA世界ライトフライ級挑戦者決定戦に出場。イバン・ガルシアを2回27秒でKOし、WBA・WBO世界ライトフライ級統一王者レネ・サンティアゴへの指名挑戦権を獲得した。
WBA・WBO世界ライトフライ級統一王者レネ・サンティアゴとの指名試合(9月予定)は7月22日に王者の負傷によりキャンセルに。WBAが対応してカルロス・カニサレスとのWBA世界ライトフライ級王座決定戦として改めて世界の舞台が決定した。通称「キラキラ・ダイヤモンド」、5戦目での世界王座獲得(田中恒成のタイ記録)を狙う。
| 所属 | 志成ボクシングジム |
| 生年月日 | 2003年5月30日(23歳) |
| 出身 | 大阪府門真市 |
| プロ戦績 | 4戦4勝(3KO)無敗 |
| 世界ランキング | WBA 1位 |
| スタイル | オーソドックス / 右ボクサーファイター |
| 通称 | キラキラ・ダイヤモンド |
🥊 カルロス・カニサレス 選手紹介——元WBA・WBC王者の「CCC」、日本に因縁あり
カルロス・アントニオ・カニサレス・シビラ、通称「CCC」。1993年3月11日生まれ(33歳)、ベネズエラ・カラカス出身。
32戦28勝(20KO)3敗1分というプロ戦績は、数字以上に中身が濃い。元WBA世界ライトフライ級王者(2018年〜2021年)、元WBC世界ライトフライ級王者(2025年8月)という2冠経験者で、ライトフライ級のエリート中のエリートだ。
実は日本との縁が非常に深い選手でもある。
- 2016年12月31日:田口良一(当時WBA王者)と大田区でドロー——名勝負として語り継がれる一戦
- 2018年3月:神戸で小西伶弥(日本人)に判定勝ちでWBAタイトル獲得
- 2019年5月:中国で木村匠(元WBO世界フライ級王者)に判定勝ちで初防衛
- 2024年1月:大阪エディオンアリーナで寺地拳四朗(WBA Super・WBC・The Ring王者)に判定負け(WBC・WBAスーパー王座に挑戦)
- 2025年8月:ベネズエラでパニャ・プラダブスリを5回KOでWBC世界ライトフライ級王座奪取
2024年の寺地拳四朗戦では判定負けを喫したものの「世紀の接戦」として話題になった試合。そのリベンジへの思いもあるだろう。今回、吉良大弥との対戦は日本で行われる見通しで、日本との縁が続く。
| 出身 | ベネズエラ・カラカス |
| 生年月日 | 1993年3月11日(33歳) |
| プロ戦績 | 32戦28勝(20KO)3敗1分 |
| 主なタイトル | 元WBA世界ライトフライ級王者(2018〜2021) 元WBC世界ライトフライ級王者(2025年) |
| 通称 | CCC |
| スタイル | オーソドックス |
|
カニサレスは舐めたら絶対ダメな選手だ。田口とドロー、寺地に「接戦」でしか負けてない。KO率も高いし、ファイトスタイルが多彩で読みにくい。吉良が「ランカーを連続KO」してきたのはわかるが、カニサレスはそこいらのランカーじゃない。
|
![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
吉良選手ってデビュー4戦でもう世界挑戦なんですね!でもカニサレスって元王者ですし、大丈夫ですか?
|
吉良の「4戦全勝3KO」だけ見ると「まだ経験浅い」と思うかもしれません。でもアマチュア52戦の経験値があってのプロ転向だから、実際のリングでの「慣れ」は数字より遥かに上。それに——カニサレス自身も2021年に6回KO負けで一度は王座陥落を経験しており、「完璧な王者」とは言えない側面もある。互角の戦いに持ち込めれば、十分チャンスはあります。
🥊 石井武志 選手紹介——元キックボクサー、ミニマム級の鉄人
石井武志(いしい たけし)、1999年10月26日生まれの26歳。福岡県うきは市出身、大橋ボクシングジム所属。
経歴がとにかく面白い。高校卒業後にプロキックボクサーになり、大和KICK52.5kg級王者を獲得するも、K-1等への体重が合わずボクシングに転向。転向のきっかけは元K-1王者・前WBO世界バンタム級王者の武居由樹(同じ大橋ジム)の紹介というのも面白い話だ。2022年にボクシングプロデビューし、同年の全日本新人王(ミニマム級)を1回TKO勝ちで制覇——大橋ジム4人目の全日本新人王となった。
その後は着実にキャリアを積み、2024年9月にOPBF東洋太平洋ミニマム級王座を獲得(ジョン・ケビン・ヒメネスに判定勝ち)。その後2度防衛に成功し、第24代OPBF東洋太平洋ミニマム級王者として世界ランクでも急上昇。2026年7月現在、WBA4位・WBC7位・IBF7位・WBO11位という世界的な評価を得ている。
身長156cm・リーチ159cmとコンパクトなフィジカルだが、得意の「左ボディ」で相手を崩すスタイルが武器。唯一の黒星は2023年9月のWBC世界15位リト・ダンテ戦(判定負け)だが、これが世界挑戦に向けた大きな学びになったはずだ。
| 所属 | 大橋ボクシングジム |
| 生年月日 | 1999年10月26日(26歳) |
| 出身 | 福岡県うきは市 |
| プロ戦績 | 12戦11勝(8KO)1敗 |
| 世界ランキング | WBA 2位・WBC 7位・IBF 7位・WBO 11位 |
| 保有タイトル | 第24代OPBF東洋太平洋ミニマム級王者(防衛2) |
| 得意技 | 左ボディ |
🥊 ウィルフレド・メンデス 選手紹介——元WBO王者「Bimbito」、日本には2つの黒星
ウィルフレド・メンデス・フィゲロア、通称「Bimbito(ビンビート)」。1996年11月10日生まれの29歳、プエルトリコ・カグアス出身。
2019年8月にビック・サルダールを破ってWBO世界ミニマム級王座を獲得し、その後2度防衛。しかし2021年12月14日、両国国技館での谷口将隆戦で11回TKOで王座陥落——その試合では「日本の知名度を上げよう」と渡日したメンデスが、逆に谷口に世界王者デビューを果たさせる形になった。
その後WBC暫定王座決定戦で重岡優大(2023年4月)に7回KO負けと、日本選手には2度苦汁をなめている。それでもプロ19戦17勝(6KO)2敗というキャリアを持つ実力者で、元世界王者の経験値は相当なもの。石井武志にとっては「これまでで最強の相手」になるのは間違いない。
| 出身 | プエルトリコ・カグアス |
| 生年月日 | 1996年11月10日(29歳) |
| プロ戦績 | 19戦17勝(6KO)2敗 |
| 主なタイトル | 元WBO世界ミニマム級王者(2019〜2021、防衛2) |
| 世界ランキング | WBA 3位 |
| 通称 | Bimbito(ビンビート) |
|
メンデスは日本でやられた経験が2回ある分、今度こそという気持ちで来る。谷口戦・重岡戦の敗因をしっかり分析して臨んでくるはずだ。石井がKO勝ちを狙うにしても、元世界王者のタフさは別次元だと思っておいた方がいい。
|
![]() トレーナー |
🥊 アンダーカード:藤木勇我 vs ジェフェル・サリナ
世界戦の前座には、大橋ジム期待の超新星・藤木勇我がプロ2戦目(8回戦)で登場します。
藤木勇我(ふじき ゆうが)は、アマチュア49勝(33KO/RSC)無敗で世界ユース選手権を含む9冠を制した逸材。2026年2月に大橋ジム所属でプロ転向を発表し、6月10日の後楽園ホールでプロデビュー(TKO勝ち)を果たした。今回はフィリピンのランカー・ジェフェル・サリナとの8回戦で、早くもランカー相手のキャリア構築に入る。
アマ49戦全勝・9冠の逸材がプロでどこまで通用するか、世界戦2試合と並んでこちらも注目の1戦です。
| 所属 | 大橋ボクシングジム |
| アマチュア戦績 | 49戦49勝(33KO/RSC)無敗 |
| 主なアマタイトル | 世界ユース選手権ほか9冠 |
| プロデビュー | 2026年6月10日(後楽園ホール、TKO勝ち) |
- 吉良大弥(志成)vs カルロス・カニサレス(ベネズエラ):WBA世界ライトフライ級王座決定戦 正式決定
- 石井武志(大橋)vs ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ):WBA世界ミニマム級王座決定戦 正式決定
- 日時・会場:9月2日(土)横浜BUNTAI
- アンダーカード:藤木勇我 vs ジェフェル・サリナ(8回戦、藤木プロ2戦目)
- カニサレスは元WBA・WBC王者、日本に深い縁あり(田口戦ドロー・寺地戦接戦etc.)
- メンデスは元WBO王者・WBA3位、谷口・重岡と日本で2度黒星——リベンジに燃える
- 大橋・志成の両エースが同じステージで世界を目指す2026年夏の大勝負




コメント