岩田翔吉、11R KOで初防衛成功!バディージョとの激闘とカウンターのセンス

試合結果速報

ライトフライ級の世界戦って、こんなに面白いんだ——そう感じさせてくれる試合でした。

7月20日、両国国技館。WBC世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(帝拳ジム)がWBC1位・エリック・バディージョ(メキシコ)の初防衛戦に臨み、4Rに「人生初ダウン」を喫しながらも逆転で11R TKO勝利。WBC初防衛に成功しました。

岩田翔吉

🥊 岩田 翔吉(王者)

VS
エリック・バディージョ

🥊 エリック・バディージョ(挑戦者)

🥊 試合結果

日時・会場 2026年7月20日(月)両国国技館
タイトル WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 12回戦(初防衛戦)
勝者(王者) 岩田 翔吉(帝拳ジム)
敗者(挑戦者) エリック・バディージョ(メキシコ/WBC1位・19戦全勝8KO)
決着 11R TKO
特記 WBCオープンスコアリングシステム採用

🥊 岩田翔吉という男——早大初の世界チャンピオン

まず岩田翔吉という選手について。東京都渋谷区出身、1996年2月2日生まれの30歳。ボクシングを始めたのは9歳の時で、あの山本”KID”徳郁のジム「KILLER BEE」に入門したのが最初でした。U-15全国大会優勝、日出高校では高校総体優勝と輝かしいアマチュアキャリアを積み、スポーツ推薦で早稲田大学へ。

そして2024年10月、早稲田大学出身者として初の世界ボクシングチャンピオンになった選手です。今年3月にWBC世界ライトフライ級王座も獲得し、この日の初防衛戦に臨みました。

初心者くん
初心者くん
山本KIDのジムでボクシングを始めたんですね!早大初の世界王者というのも凄い。

岩田はエリートの学歴持ちで、ボクシングのセンスも段違い。そういう選手が世界王者になって、しかもKOで防衛できると——ライトフライ級に新しいスターが来た感がある。

トレーナー
トレーナー

🥊 「鬼門」両国で人生初ダウン——それでも崩れなかった

岩田にとってこの両国国技館は「鬼門」でした。WBO世界ライトフライ級王者だった時代、ここで初防衛戦を落としている。その記憶がある場所での再挑戦でした。

4R、バディージョの左ストレートを被弾してプロキャリア初のダウン。この一瞬は場内が静まり返りました。試合後、岩田はこう振り返っています。

「この両国国技館では以前苦い経験をしたので、緊張していた。4Rは人生初ダウンで本当に少し危ないと思ったけど、ダメージは全くなかった」
「相手のパンチの軌道が特別で、試合中に慣れようとしたところをもらった」

ダメージがなかったことは、立ち上がった直後の動きを見ていても分かる。むしろそこからの対応が岩田翔吉の真骨頂でした。

4R終了時のオープンスコアリングは38-37で岩田リード。ダウンを喫しながらも先行していた——このスコアが出た瞬間、岩田陣営は「ボディで削る」プランへ切り替えていきます。

🥊 試合の流れ——ボディで「肺が4つ」を黙らせた

バディージョのウリは「肺が4つあるんじゃないか」と言われるほどの体力と前進力。18戦全勝のタフな挑戦者を止めるのは容易ではありませんでした。

6R・8R:ボディが刺さり始める
中盤に入ると岩田のボディブローが効き始めます。6Rにバディージョが目に見えて失速。8Rにも再びボディが急所を捉えてバディージョのペースが完全に落ちました。体力自慢の挑戦者が、ジワジワと消耗していく展開に変わっていきます。

後半の公開採点:78-73×2、77-74
後半の公開採点は2者が78-73、1者が77-74と大差で岩田リード。数字の上でも優勢が明確になりました。

11R:TKOで決着
そして11Rに岩田が強烈な右でフィニッシュ。タフなバディージョが倒れ、レフェリーが試合を止めました。初防衛成功。

ダウンして4R終了後のインターバルでプランを修正してボディ攻略——これが一番難しい。頭で分かっていても、ダウンした直後にそれを実行できる選手は多くない。岩田の冷静さと引き出しの多さが光った。

トレーナー
トレーナー

🥊 バディージョの会見——「言い訳にしたくない」

敗れたバディージョも試合後の会見で正直なコメントを残しています。

「(岩田のパンチを受けた時)足が宙に浮いているような感じで、地に着いていなかった」
「午前から体調が優れなかったが、それは言い訳にしたくない」

コンディション不良があったとしても「言い訳にしない」——敗者のこういう言葉は清々しいですよね。それだけに比べると、ここまでタフに戦ったバディージョも十分に評価されていいと思います。

🥊 一夜明け会見——「明日からロードワーク再開」次戦へ全開

翌7月21日の一夜明け会見で岩田は早くも次を見据えていました。

「明日からロードワーク再開しようかな」
「ダウン以外は二重丸の初防衛だった」
「2人戦いたい相手がいる。勝ってから発言する」

「2人」というのが誰を指すかは明言しませんでしたが、統一戦・2階級制覇を示唆する発言として受け取られています。翌日から練習再開のやる気を見せるあたり、岩田翔吉の貪欲さが出ていますね。

初心者くん
初心者くん
2人の相手って誰なんですか?気になります!

「2人」というのは統一戦相手(WBO・WBA・IBFの各王者)と2階級制覇の相手(スーパーフライ以上?)の両方を念頭に置いての発言と見るのが自然。詳細は次の試合発表を待つしかないけど、岩田がそういうスケールで考えてるということ自体が楽しみ。

トレーナー
トレーナー
📌 まとめ

  • 岩田翔吉がエリック・バディージョ(WBC1位・全勝)を11R TKOで下し、WBC世界ライトフライ級初防衛成功
  • 4Rにプロ初ダウンを喫するも「ダメージは全くなかった」と冷静に立て直し
  • 中盤以降はボディで試合を支配。公開採点78-73×2、77-74と大差リード
  • バディージョ「足が宙に浮いたよう」「体調不良は言い訳にしたくない」と潔いコメント
  • 一夜明け「明日からロードワーク再開」「2人戦いたい相手がいる」——統一戦・2階級制覇を示唆

「ダウン以外は二重丸」という岩田自身の評価が、この試合を一言で表していると思います。人生初ダウンを経験して、ボディで逆転して、11RにKOで仕留める——こういう試合ができる選手はビッグマッチでも必ず楽しませてくれる。次戦の発表が楽しみです。

参考:日刊スポーツ、スポーツ報知、スポニチアネックス、東奥日報(2026年7月20〜21日)、Boxing News Japan

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