15戦で、イギリス王座・コモンウェルス王座・ヨーロッパ王座。24歳でこれ、なかなかとんでもないペースです。
現地8月22日、ロンドンのカッパー・ボックス・アリーナで行われたマッチルーム興行のメインイベント。空位のEBU欧州ミドル級王座決定戦で、無敗の英国人ジョージ・リダード(24)が、イタリアのダリオ・モレロを8回終了・コーナーストップで下しました。
正直「そこそこ苦戦するんじゃないか」と思って見ていたんですが、フタを開ければ完全にリダードのペース。しかも試合後、いきなりWBO世界ミドル級王者の名前を口にしています。これは覚えておいたほうがいい若手ですよ。
🏆 ジョージ・リダード(英国)
🥊 ダリオ・モレロ(イタリア)
🥊 試合結果
| 日時・会場 | 2026年8月22日(現地) カッパー・ボックス・アリーナ(英国・ロンドン) |
| タイトル・階級 | 空位のEBU欧州ミドル級王座決定戦(12回戦) |
| 勝者 | ジョージ・リダード(英国) 15勝0敗9KO |
| 敗者 | ダリオ・モレロ(イタリア) 26勝2敗4KO |
| 決着 | 8回終了・コーナーストップ(TKO/RTD) |
| 🏆 ジョージ・リダード 15勝0敗9KO |
VS | ダリオ・モレロ 26勝2敗4KO |
| 8回終了・コーナーストップ / ロンドン(カッパー・ボックス・アリーナ) | ||
🥊 ジャッジの採点
今回は8回終了時のコーナーストップ(棄権)決着のため、正式なジャッジ採点は現在確認中です。BoxRecへの掲載を確認でき次第、追記します。
🥊 ラウンドごとの流れ
| 1〜2R | サウスポーのモレロは動き続けるが、リダードが最初から前に出て圧をかける展開。ロープ際で短い右をきれいに当て、2回にも右でモレロをロープに追い込む。 |
| 3〜4R | モレロも時折打ち合いに応じるが、基本は受ける側。4回にはモレロの脅威がほぼ消えかけていた。前日計量の時点で「1階級小さく見えた」と評されたサイズ差が、そのまま出た形。 |
| 5〜7R | リダードがペースを上げ、モレロを一秒も休ませない。ただアクセルを踏み切らずに一定のペースを保ったため、モレロは踏ん張って持ちこたえる。7回のもつれで頭がぶつかり、モレロは右目の上をカット。 |
| 8R | ドクターチェックの直後、リダードの叩きつけるような右でモレロがダウン。立ち上がってラウンドは終えたが、陣営がここで棄権を申し出て試合終了。 |
🥊 試合を振り返ると…
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サウスポー相手にあれだけ落ち着いて前に出られりゃ上等だ。しかも相手は11連勝中で、11年近くストップ負けしてなかった男だぞ。それを削り切ったんだから文句なしだろ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
え、でもリダード選手、途中でわざとペース落としてませんでした…? 早く倒せそうだったのに、なんでですか?
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本人が試合後に言ってんだよ、「もう少し早く終わらせられたけど、ちょっと遊んでやりたかった」ってな。24歳が12回戦のペース配分を体で覚える機会だ。KOだけ追いかけてたら伸びねえぞ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
なるほど〜! 15戦で3つもベルト獲ってるって、そんなに早いペースなんですか?
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🥊 ここまでの歩み——「相手を選ばなかった」15戦
リダードはエセックス州ビレリケイ出身。マッチルームがこの1年、メインを張れる選手に育てるつもりで起用してきた若手です。そして本人が、そのチャンスを両手でつかんできました。
2025年10月17日、ロンドンのヨークホールで行われた英国王座戦では、やりづらさに定評のあるキーロン・コンウェイを我慢強く攻略。2026年3月21日には同じカッパー・ボックス・アリーナでタイラー・デニーを相手に、歯を食いしばって競り合いを判定でもぎ取りました。
この2戦は「打たせずに倒す」タイプの試合ではなく、どちらかというと面倒な相手を面倒なまま引き受けて勝ち切った試合。そして今回のモレロ戦は、初めて本格的なサウスポーを迎えての一戦でした。攻略のパターンをまた一つ増やしたわけです。
一方のモレロは、4年前にウェルター級からミドル級に上げてから安定して勝ち星を重ねてきた選手で、この試合まで11連勝中。プロ入り後、約11年ぶりの距離を残しての敗戦となりました。負けはしましたが、7回にカットしてからも一歩も引かなかった姿勢は立派でした。
🎤 リダードのコメント
「よく言うでしょう、プレッシャーは特権だと。こういう興行を背負うプレッシャー、試合ごとにステップアップしていくのは大きなことだけど、それは特権なんだ。僕がそれを扱えるから神が与えてくれた。ただ前に進み続けたい。この競技でレガシーを作らなきゃいけないし、それを証明している。24歳で、イギリス、コモンウェルス、ヨーロッパのタイトルを15戦で獲った」
—— ジョージ・リダード(日本語訳/The Ring)
📣 Xポスト
マッチルーム公式が8回のダウンシーンをそのまま投稿しています。
MORELLO DOWN IN THE EIGHTH! 🔥💥 #LiddardMorello pic.twitter.com/THezA7nOxZ
— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) August 22, 2026
※表示されない場合はこちらのポストから直接ご確認ください。
そして試合後、リダードが名前を挙げたのがWBO世界ミドル級王者デンゼル・ベントレー(英国/22勝3敗1分18KO)。同じイギリス人同士の世界戦です。
George Liddard welcomes a fight with WBO World Champion Denzel Bentley 👀#LiddardMorello pic.twitter.com/MfPeQbzgEG
— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) August 22, 2026
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ベントレーは今年4月に暫定王座を獲得し、正規王者だったジャニベック・アリムハヌリが禁止薬物の問題で王座を手放したことを受けて、7月20日付で正規王者へ昇格。まだ防衛戦を行っていません。つまり「王者は防衛戦の相手を探している」「挑戦者はベルトが欲しい」で、需要と供給が完全に噛み合っている状態なんですよね。
ちなみにミドル級はいま日本のファンにとっても目が離せない階級で、IBF王座は今年アーロン・マッケナがアイルランド初戴冠を果たしたばかり(その一戦の記事はこちら)。若い王者・挑戦者が一気に入れ替わってきています。
🎬 ハイライト動画
▶ 動画が表示されない場合はYouTubeで見る(Matchroom Boxing公式)
📌 まとめ
ジョージ・リダードが8回終了のコーナーストップでダリオ・モレロを下し、空位のEBU欧州ミドル級王座を獲得。15勝0敗9KOとした。
これで24歳にして英国・コモンウェルス・欧州の3冠を、わずか15戦で達成したことになる。
試合後には同じ英国人のWBO世界ミドル級王者デンゼル・ベントレーとの対戦に前向きな姿勢を示しており、次のステップはいよいよ世界戦になりそうだ。
正直、名前を知らなかった方も多いと思います。僕もこの試合を追うまでは「マッチルームが推してる若手」くらいの認識でした。でも、15戦で欧州王者まで来て、次に世界王者の名前を出せる立場にいる24歳って、そうそういません。
ベントレー戦が本当に決まったら、これは相当おもしろい一戦になりますよ。続報を楽しみに待ちましょう!




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