後楽園でベルトが3本動いた!豊嶋亮太がアジア王座統一、21歳・川渕一統はプロ5戦目で2冠奪取

試合結果速報

お盆の最終日に、後楽園ホールがとんでもないことになっていました。

8月16日に開催された「TREASURE BOXING PROMOTION 14」。メインの小國以載の一戦ばかり注目されがちですが、実はこの興行、タイトルマッチが3つも組まれたトリプルタイトル興行だったんです。しかもそのうち2つでベルトが移動、1つで王座統一が実現という大波乱。

ということで今回は、後楽園ホールで動いた3本のベルトをまとめて振り返ります。

🥊 3試合の結果まとめ

タイトル 結果
WBOアジアパシフィック・OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級 王座統一戦 豊嶋亮太が緑川創に判定3-0(98-92/98-92/99-91)
日本ミドル級タイトルマッチ 兼 WBOアジアパシフィック王座決定戦 川渕一統が王者・竹迫司登に7回20秒TKO勝ち
日本ライトフライ級タイトルマッチ 大橋波月が王者・亀山大輝に10回45秒TKO勝ち

🥊 元キックボクサー対決を制した豊嶋亮太が”アジア3冠”

豊嶋亮太

🏆 豊嶋亮太(帝拳)

VS
緑川創

🥊 緑川創(EBISU K’s BOX)

WBOアジアパシフィック・OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座統一戦 / 2026年8月16日
🏆 豊嶋亮太(30)
WBO-AP王者/帝拳
VS 緑川創(39)
OPBF王者/EBISU K’s BOX
3-0判定(10R)98-92/98-92/99-91 / 後楽園ホール・東京

この一戦、実は「元キックボクサー同士のアジア王座統一戦」という、なかなか珍しいカードでした。

緑川創はキックボクシング出身で、元WKBA世界スーパーウェルター級王者。なんと37歳でプロボクシングに転向し、昨年11月にはプロ5戦目でOPBF東洋太平洋王座を獲得、今年4月には加藤寿に7回TKO勝ちで初防衛と、恐ろしいスピードで駆け上がってきた選手です。この試合まで6戦6勝(4KO)の無敗。

一方の豊嶋亮太も同じくキック出身。16歳でRISEの新人王トーナメント「RISING ROOKIES CUP」ミドル級を制しています。ボクシングではウェルター級とスーパーウェルター級で日本・OPBF・WBOアジアパシフィックの各王座を獲得し、7連勝でこの一戦へ。帝拳ジム所属です。

試合は序盤、体格で勝る豊嶋が強いジャブからワンツー、左フックにつないで先手を取る展開。緑川は高いガードでパンチをさばきながらジャブと右ボディを返し、得意のカウンターを狙います。

3回から豊嶋がギアを上げ、右アッパーとボディで攻勢を強化。ただ緑川も各回終盤、前に出てくる豊嶋にカウンターの右ストレートを合わせ、その顔を跳ね上げる場面を作ります。この「終盤に一発返す」のがベテランらしくて渋いんですよね。

5回終盤、豊嶋が連打から右を打ち込むと緑川が一瞬ヒザを落とす場面。5回終了時の公開採点は48-47、49-46×2で、3者とも豊嶋を支持していました。

後半も豊嶋は長い距離からワンツーを伸ばし、左フックからボディへ。緑川はガードでしのぎつつジャブと右オーバーハンドで応戦しましたが、左目横からの出血が目立ちはじめます。8回には豊嶋の右アッパーで緑川が再びグラつき、最終10回は両者ガードを固めて接近戦で打ち合ってゴング。

判定は大差の3-0。豊嶋はウェルター級に続き、スーパーウェルター級でも日本・OPBF・WBOアジアパシフィックの”アジア3冠”を制覇しました。

🥊 21歳・川渕一統がプロ5戦目で2冠獲得

個人的に一番びっくりしたのがこれです。

WBOアジアパシフィック王座決定戦を兼ねた日本ミドル級タイトルマッチで、21歳の川渕一統(ABCボクシング)が王者・竹迫司登(ワールドスポーツ)に7回20秒でTKO勝ち。プロ5戦目にして日本とWBOアジアパシフィックの2冠を獲得してしまいました。

竹迫は試合前の戦績が23戦19勝(15KO)3敗1分。KO率の高い日本ミドル級王者です。対する川渕は4戦4勝(3KO)の無敗とはいえ、キャリアの差は歴然。それを7回でストップしたわけですから、これはもう「新時代が来た」と言っていい内容でしょう。

🥊 大橋波月、2度目の挑戦で悲願の日本王座

日本ライトフライ級タイトルマッチでは、大橋波月(湘南龍拳)が王者・亀山大輝(ワタナベ)を10回45秒TKOで破り、2度目の王座挑戦で新王者に。

大橋の試合前戦績は17戦10勝(7KO)6敗1分。決してエリート街道ではありません。それでも最終ラウンドまでもつれた末に相手を仕留めきったというのが、この選手のここまでの歩みを物語っている気がします。最終回でのストップって、見ている側は本当に心臓に悪いんですよね。

🥊 3試合を振り返って

後楽園でベルトが3本動く日ってのは、そうそうねえぞ。しかも2本は王座が入れ替わってんだ。こういう日を見逃すやつは、そもそもボクシングファンを名乗るな。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
すみません…そもそもWBOアジアパシフィックとOPBFって、両方持ってると何がいいんですか?

世界ランキングの入り口が2つになるってことだ。団体ごとにランキングは別々なんだからな。両方持ってりゃ、世界戦に近づくルートが単純に増える。そんなことも知らんのか。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
なるほど〜!じゃあ豊嶋選手、けっこう大きい一勝だったんですね。

📣 Xポスト

興行の全対戦カードを告知していたポストがこちら。改めて見ると、本当に濃い一日でした。

※表示されない場合はこちらからご覧ください。

🥊 ジャッジの採点

豊嶋vs緑川の公式スコアは98-92、98-92、99-91の3-0でした。ジャッジの氏名についてはBoxRecへの掲載が確認でき次第、この記事に追記します。

📌 まとめ

豊嶋亮太が元キックボクサー対決を大差判定で制してスーパーウェルター級でも”アジア3冠”を達成。21歳の川渕一統はプロ5戦目で日本&WBOアジアパシフィックの2冠を奪取し、大橋波月も2度目の挑戦で日本ライトフライ級王座を獲得しました。1日で3本のベルトが動いた、濃密な後楽園ホールでした。

お盆興行と侮るなかれ、な一日でした。特に川渕一統は今後ミドル級で名前を見る機会が一気に増えそうです。次戦の発表が楽しみですね!

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