スーパーフェザー級がついに動く!ナバレッテvsフォスター統一戦、10/24アラモドームで両陣営が合意…ただしWBOの承認は未確定

ニュース

スーパーフェザー級(130ポンド)って、ここ数年ずっと「王者は揃ってるのに誰も統一しない階級」でした。それがやっと動きそうです。

WBO&IBF世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテと、WBC世界同級王者オシャキー・フォスター。この2人による王座統一戦が、10月24日(日本時間25日)に米テキサス州サンアントニオのアラモドームで行われることで両陣営が合意しました。

ただし──ここが大事なところなんですが、これはまだ「正式決定」ではありません。WBOがナバレッテに指名戦の履行を求めていて、この統一戦をタイトル戦として承認しない可能性が残っています。この記事ではその辺りも含めて整理していきます。

エマヌエル・ナバレッテ

🥊 エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)

※写真右側がナバレッテ(対オスカル・バルデス戦)

VS
オシャキー・フォスター

🥊 オシャキー・フォスター(米)

※中央で腕を上げているのがフォスター(対レイモンド・フォード戦)

🥊 試合情報

項目 内容
試合日 2026年10月24日(土)/日本時間25日(日)
会場 アラモドーム(米テキサス州サンアントニオ)
タイトル WBO・IBF・WBC世界スーパーフェザー級 3団体王座統一戦(※WBOの承認は未確定)
対戦カード エマヌエル・ナバレッテ(WBO・IBF王者) vs オシャキー・フォスター(WBC王者)
現状 両陣営が日程・会場に合意(正式発表・団体承認は待ち)
配信 DAZN

🥊 エマヌエル・ナバレッテ ── 「型が無いのに勝つ」3階級制覇王者

31歳、メキシコ出身。リングネームは「バケーロ(カウボーイ)」。通算40勝2敗1分1無効試合という、キャリアの分厚さがそのまま数字に出ているタイプです。

この選手の面白さは、とにかく「教科書通りじゃない」ところ。腕を伸ばし切ったような変な軌道のパンチを、体勢を崩しながら延々と振り続ける。フォームだけ見たらコーチに怒られそうなのに、なぜか当たるし、なぜか相手が先に音を上げる。172cmの身長に対してリーチが183cmという、腕の長さもかなり効いています。

2018年にアイザック・ドグボエを破ってスーパーバンタム級で初戴冠。2020年にはルーベン・ビジャを下してWBOフェザー級王座、2023年2月にはリアム・ウィルソンを9回TKOで倒してWBOスーパーフェザー級王座を獲得し、3階級制覇を達成しました。

そして今年2月、エドゥアルド・ヌニェスを11回でストップしてIBF王座も獲得。130ポンドで2本のベルトを持つ立場になりました。

🥊 オシャキー・フォスター ── 待たされ続けた技巧派

32歳のアメリカ人で、通算25勝(12KO)3敗。ナバレッテとは対照的に、こちらは徹底した技術屋です。鋭いジャブで距離を管理して、相手の踏み込みにカウンターを合わせる。KO率が高いタイプではないぶん、12ラウンドかけてじわじわ点を積む勝ち方をします。

直近は今年5月30日、テキサス州ヒューストンのファーティッタ・センターでレイモンド・フォードを迎えた防衛戦。114-114、118-110、116-112のマジョリティ判定で勝ち切りました。1人がドローをつけている通り接戦でしたが、後半に入ってから明確にペースを握って押し切った試合です。

そのフォスターは、この統一戦をずっと待っていました。今年6月の時点で「統一戦が次に実現しないなら、130ポンドに留まる理由が見当たらない」という趣旨の発言をしていて、階級を上げることまで視野に入れていたと報じられています。今回の合意は、その待ち時間にようやく答えが出た形です。

スタイルの噛み合わせが最高だろ、これ。ぐちゃぐちゃに振り回すメキシカンと、綺麗に捌くアメリカン。どっちが自分の土俵に引きずり込むかの勝負だ。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
でも、まだ決定じゃないんですよね? なんでですか?

ナバレッテには順番待ちしてる挑戦者がいるんだよ。そいつを飛ばして統一戦をやろうとしてるから、団体が「待て」と言うかもしれねえ。よくある話だ。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
なるほど〜! その順番待ちの人、けっこう気の毒じゃないですか…。

🥊 ひっかかっているのは「チャーリー・スアレス問題」

この統一戦が正式決定に至っていない最大の理由が、WBO同級1位チャーリー・スアレス(フィリピン)の存在です。

話は昨年5月にさかのぼります。ナバレッテとスアレスは一度対戦していて、7ラウンド終了時にナバレッテの左目上のカットで試合が止まり、当初は「偶発的なバッティングによる負傷」としてナバレッテの勝ちが認められました。ところが後の映像検証で、カットの原因はスアレスの正規のパンチだったことが判明。カリフォルニア州アスレチックコミッションは結果をノーコンテストに変更し、WBOは再戦を指令しています。

つまりスアレスからすれば、「一度は事実上勝っていた試合を無かったことにされ、再戦の順番も後回しにされている」という状況。しかも彼は38歳で、時間の余裕がありません。

ここでWBOがどう裁定するのか。統一戦を承認するのか、スアレス戦を優先させてWBO王座の返上を求めるのか。現時点で公式な結論は出ていません。なお、スアレス側は元3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコとの対戦に向けて契約合意に至っているとも伝えられており、こちらが先に発表される可能性もあります。

「全ては私のプロモーターであるサンプソン・リューコーイッツ次第です。私は彼を完全に信頼しています。彼は、どの試合が私にとって最適かを理解しています。ロマチェンコが優れたファイターでありボクサーであることは、私たちも承知しています」
—— チャーリー・スアレス(ロマチェンコ戦について)

仮にロマチェンコvsスアレスが実現すれば、その勝者がナバレッテvsフォスターの勝者に挑む、という綺麗な流れができます。長らく止まっていた130ポンドが、一気に整理される可能性が出てきたわけです。

📝 管理人の予想

実現した場合、私はフォスターの判定勝ちを推します(信頼度○)。ナバレッテの手数と圧力は間違いなく脅威ですが、あの大振りは技術のある選手ほどカウンターを合わせやすい。フォスターがフォード戦で見せた「後半に主導権を握り切る」試合運びは、まさにナバレッテ攻略の型だと思っています。ただ、ナバレッテは追い詰められてからが一番怖い選手でもあるので、終盤の一発でひっくり返る絵も十分あります。むしろ心配なのは試合そのものより、WBOの裁定でカードが流れることの方です。

📌 まとめ

WBO・IBF王者ナバレッテとWBC王者フォスターの統一戦が、10月24日サンアントニオのアラモドームで開催されることに両陣営が合意。勝てば4本のベルトのうち3本を手にします。ただしWBOがナバレッテに指名挑戦者チャーリー・スアレスとの再戦を求めており、統一戦が正式に承認されるかは未確定。続報を待ちたいところです。

何年も塩漬けだったスーパーフェザー級が、やっと動き出しそうな気配。この階級、いい選手ばかりなので、今度こそちゃんと整理されてほしいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました