これはちょっとキツい結果になってしまいました…。
8月16日、東京・後楽園ホールで行われた「TREASURE BOXING PROMOTION 14」のメインイベント、スーパーバンタム級10回戦。元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載(38=角海老宝石)が、フィリピンのアレックス・サンティシマ・ジュニア(26)に8回1分8秒でTKO負けを喫しました。
38歳での世界再挑戦へ、絶対に落とせない一戦。それがまさかの逆転劇です。しかも試合後には、初回に腰を痛めていたことも明かされました。順を追って振り返ります。
🏆 アレックス・サンティシマ Jr.(フィリピン)
🥊 小國以載(角海老宝石)
🥊 試合結果
| 日時・会場 | 2026年8月16日 後楽園ホール(東京・文京区) |
| 階級・試合形式 | スーパーバンタム級 10回戦(ノンタイトル) |
| 勝者 | アレックス・サンティシマ・ジュニア(フィリピン・26歳) |
| 敗者 | 小國以載(角海老宝石・38歳/元IBF世界スーパーバンタム級王者) |
| 決着 | 8回1分8秒 レフェリーストップによるTKO |
| 🏆 A・サンティシマ Jr. 16戦14勝2敗(勝利後) |
VS | 小國以載 32戦24勝5敗3分(敗戦後) |
| TKO(8R 1分8秒) / 後楽園ホール・東京 | ||
🥊 「世界前哨戦」として組まれた一戦
まず、この試合がどれだけ大事な一戦だったかという話から。
小國は2016年12月、当時無敗だったジョナタン・グスマンに判定勝ちしてIBF世界スーパーバンタム級王座を獲得した実力者。その後は世界戦線から一度遠のいた時期もありましたが、今年4月に元世界2階級制覇王者のマーロン・タパレスに判定勝ちして、一気に世界ランキングへ返り咲きました。
試合前の時点で、小國はWBA11位・WBC13位・WBO6位・IBF14位という4団体すべてのランカー。38歳にして「もう一度世界へ」が現実的な射程に入っていたわけです。
だからこそ、この10回戦は文字どおり負けられない前哨戦でした。
対するサンティシマ・ジュニアは、試合前の戦績が15戦13勝(7KO)2敗でWBOアジアパシフィック・フェザー級11位。6月には元WBOアジアパシフィック王者のリチャード・プミクピックを初回43秒でKOしており、勢いという意味では完全に上り調子の26歳でした。
正直、名前だけ見れば「元世界王者が経験で捌く」と思った人が多かったはず。私もそうでした。ところが、フタを開けたら全然違う展開になったんです。
🥊 ラウンドごとの流れ
| 1R | サンティシマが飛び込むように連打を仕掛ける立ち上がり。小國はまず様子を見る展開に。なおこのラウンドで小國が左腰を痛めたと後に報じられている。 |
| 2〜4R | 小國も接近戦で打ち合いに応じ、互いの左が同時にヒットする激しい展開。次第に手数と勢いで勝るサンティシマがペースを握っていく。 |
| 5R | 小國の右ストレートが直撃。サンティシマの動きが一瞬止まり、会場が沸く。 |
| 6〜7R | 小國が強引に前へ出て左ボディを連打、右フックも当てて流れを引き寄せる。7回にも左ボディから右につなぎ、相手の動きを止める場面。 |
| 8R | サンティシマの左からの右がヒット。小國は腰を落として大きく後退。連打を浴びながらも左ボディを返して前に出たが、ワンツーを受けて再びアゴが上がり、レフェリーストップ。 |
🥊 ジャッジの採点
8回TKO決着のため公式判定はありません。途中経過の採点についても、現時点でBoxRecへの掲載が確認できていないため、掲載が確認でき次第この記事に追記します。
🥊 試合を振り返ると…
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5回と6回、あれは完全に小國のラウンドだ。右ストレートで相手を止めて、ボディで削って。あそこで流れを掴めてたんだよ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
え、じゃあどうして8回であんなに一気にいかれちゃったんですか?
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腰だよ、腰。ボクシングのパンチってのは足と腰で打つもんだ。腰に力が入らなきゃ、当てても効かねえし、もらった時に踏ん張れねえ。それでも8回まで前に出てたんだから、根性は本物だろ。
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![]() トレーナー |
![]() 初心者くん |
なるほど〜…。それを聞くと、あの5回6回の攻勢がよけいにすごく思えてきました。
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🥊 初回に痛めた腰、そして今後
試合後、複数の報道で明らかになったのが、小國が7月頭の練習中に腰を痛めており、初回でそれが悪化していたということ。左の腰に力が入らない状態で、残り7ラウンド以上を戦い抜いていたわけです。
一部報道では、試合後に現役引退を示唆する発言があったとも伝えられています。現時点で正式な引退表明が出たわけではないので、ここは続報を待ちたいところ。ただ、38歳・プロ32戦という数字を思うと、簡単な決断ではないはずです。
一方のサンティシマ・ジュニアは、6月の初回43秒KOに続いて元世界王者を撃破。26歳という年齢を考えても、ここから一気にランキングを駆け上がってくる可能性は十分あります。フィリピン勢がまた一人、日本のリングで名前を上げていきました。
📣 Xポスト
前日計量の様子を伝えるポストです。
TREASURE BOXING PROMOTION 14
2026.8.16 後楽園ホール【前日計量】2026.8.15
小國以載が経験値で勝負!
元世界王者が重要な一戦へ※写真・記事掲載はボクシングモバイル様の許可を得ております。
小國以載(角海老宝石)が世界前哨戦… pic.twitter.com/2bZ0oaOtea
— ボクシング|おふろ♨️会員 Furo BOXe (@perocyo41) August 15, 2026
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📌 まとめ
4団体すべてでランカーに名を連ね、38歳での世界再挑戦が見えていた小國以載が、8回TKOで痛恨の黒星。初回に左腰を負傷しながら中盤には攻勢を作っただけに、余計に悔しい結末になりました。勝ったサンティシマ・ジュニアは元世界王者撃破で一気に評価を上げています。
正直、5回6回の小國はまだまだやれると思わせる内容でした。だからこそ、この結果は見ていて本当に苦しかった…。続報が入り次第、この記事にも追記していきます。




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