井上尚弥がゾラニ・テテを追悼「どうか安らかに眠ってほしい」 2ショットを添えて投稿 あのWBSSで肩を壊していなければ、決勝の相手は彼だった

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南アフリカの元世界2階級制覇王者ゾラニ・テテさんが自宅前で銃撃を受けて亡くなった件について、BoxGongでもこちらの記事でお伝えしました。享年38。あまりに突然の訃報でした。

その続報になります。8月22日、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)が自身のXでテテさんを追悼しました。

井上尚弥

井上尚弥(写真は公開練習時のもの)

🎤 井上尚弥が投稿した言葉

「ゾラニテテは素晴らしいボクサーだった。世界が平和であってほしい。そしてどうか安らかに眠ってほしい」
—— 井上尚弥(2026年8月22日、自身のXより)

添えられていたのは、テテさんとスーツ姿で並んで写った2ショットでした。同じ時代にバンタム級周辺を戦った者同士にしか撮れない一枚だと思います。

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🥊 何が起きたのか

報じられている経緯を整理しておきます。テテさんは南アフリカ東ケープ州の自宅前で襲われました。車で帰宅し、車内でゲートが開くのを待っていたところに、目出し帽をかぶった武装の容疑者2人が現れて数発を発砲。同乗していた女性も撃たれ、現在も入院中とされています。容疑者は現場から逃走し、大規模な捜査が続いています。

名前 ゾラニ・テテ(南アフリカ)/享年38
主な戴冠 IBF世界スーパーフライ級王者/WBO世界バンタム級王者(2階級制覇)
記録 2017年11月の一戦で記録した11秒KOは、世界戦の最速KO記録として今も残る
直近の状況 2026年7月に禁止薬物による4年間の出場停止処分が明け、復帰戦へ向けてトレーニングを再開していた

4年という長い処分を終えて、ようやくリングに戻る準備をしていた矢先の出来事でした。この一行が、どうにも重いです。

🥊 「井上との対戦が見たかった」の声はどこから来たのか

井上の投稿には「悲しすぎる」「ボクシングシーンを盛り上げてくれてありがとう」といった言葉とともに、「井上チャンプとの対戦が見たかった」という声が多く寄せられました。

これ、単なるファンの願望というだけではないんです。実現しかけていた歴史が、はっきり存在します。

2019年、WBOバンタム級王者だったテテさんはワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム級トーナメントに参戦していました。準決勝の相手はノニト・ドネア。ところが同年4月、テテさんは練習中に右肩を負傷して欠場。代役として繰り上がったスティーブン・ヤングがドネアに敗れ、そのドネアが同年11月の決勝で井上尚弥と対戦しました。

つまり、あの肩の故障がなければ、決勝のリングで井上と向かい合っていたのはテテさんだった可能性があるわけです。「見たかった」という言葉の重みは、そこにあります。

テテってのは、あの時代のバンタム級で一番やりにくい部類の相手だ。世界戦で11秒KOを出せる爆発力を持ちながら、判定までもつれる試合もこなせる。あのWBSSでもし残ってたら、井上との決勝はまるで違う絵になってただろうな。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
11秒KOって、ゴングが鳴ってすぐですよね…。そんな記録を持っている選手だったんですね。

ああ。世界戦で11秒だぞ。あんなもん、狙って出せるもんじゃねえ。だからこそ、あの記録は今も破られてねえんだ。

トレーナー
トレーナー
初心者くん
初心者くん
井上選手が「世界が平和であってほしい」と書いた理由が、少しわかった気がします…。

🥊 いま井上尚弥が置かれている状況

なお井上自身は、9月27日にトヨタアリーナ東京でWBC世界バンタム級1位・那須川天心との2度目の防衛戦を控える弟・井上拓真のスパーリングパートナー(メキシコから来日中)を相手に、8月20日から自身の次戦へ向けた実戦練習を開始したばかりです。

次戦は2027年2〜3月が計画され、WBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー・”バム”・ロドリゲスとのスーパーファイトか、決まらなければフェザー級転向による日本男子初の5階級制覇挑戦か。その分岐点に立っているタイミングでの、この追悼投稿でした。

📝 管理人から

ボクシングという競技は、リングの上でどれだけ強くても、リングの外の理不尽までは防げません。テテ選手は4年の出場停止を終えて、もう一度戦うつもりだった。その「これから」がまるごと奪われたことが、どうしても納得できないでいます。日本のリングでベルトを巻き、日本のファンにも記憶されている選手でした。心よりご冥福をお祈りします。

📌 まとめ

井上尚弥が8月22日、自身のXでゾラニ・テテさんを追悼。2ショット写真とともに「素晴らしいボクサーだった」「どうか安らかに眠ってほしい」と綴りました。テテさんは自宅前で武装した2人組に銃撃され死亡。享年38。4年間の出場停止処分が明け、復帰戦へ向けて調整していた矢先の出来事でした。2019年のWBSSで肩を負傷して欠場していなければ、決勝で井上と対峙していた可能性もあった選手です。

試合前後の記事とは違う筆致になりましたが、こういう日のことも、ボクシングを追うサイトとしてきちんと残しておきたいと思いました。

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